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利活用事例

インタビュー記事

空き家の利用を考えたきっかけを教えてください

日本に窮屈さを感じて、数年間海外の国を転々としていました。日本に帰国後も、都市部での生活は考えられなくて…。大阪で生活していたこともありましたが、田舎で暮らす友人が多いこともあって、田舎暮らしに憧れ、奈良や和歌山で空き家を探し始めました。半年程移住先を探していましたが、最終的に夫の実家のある奈良市に移住することにしました。

どのような経緯で空き家バンク制度を知りましたか

移住先探しとして、様々な自治体を巡る中で、「空き家バンク制度」が全国的に存在する制度であることを知りました。

空き家バンクに登録、借りるまでの手順等はいかがでしたか

空き家コンシェルジュの支援を受けながら、手続きを進めてきました。手続きが煩雑な自治体もあるそうですが、特に問題はなかったように思います。

現在のお住まいの決め手を教えてください。

家の状態も良好で、広さもちょうど良かったことが決め手となりました。市内へのアクセスも比較的良く、市内への通勤も車で20~30分程です。

実際住んでみて、東部地域の魅力、苦労していることなど教えください。

ショッピングモールのような所はありませんが、畑で野菜を作ったり、お米も近くで買えるので、意外と不便を感じることは少ないです。近所の方から野菜をいただけることもありますし、春には、山菜や筍も採れますよ。お金を使う場所がないのでむしろ楽に感じています。冬場寒いのが少しつらいですね。

インタビュー記事(所有者H様)

この家が使われなくなった経緯を教えてください。

元々私の奥さんの実家だったのですが、約10年前から家を使わなくなりました。地元の祭事や集まりごとで月に1度は帰っていましたが、それもなかなか行けなくなって、、、。
そうすると、急に家の傷みが目立つようになったんで、どうしようかと考えていたところでした。

どのような経緯で空き家バンク制度を知りましたか?

使わなくなった家の近所に住んでいる知人が、市の空き家バンク制度のことを教えてくれたのが最初でした。
そのあと、市のアンケート調査が封書で送られてきて、市の職員さんからも説明を受けたので、この機会に申込みしました。

空き家バンクに登録する手順等はいかがでしたか?

登録から入居者が見つかるまでスムーズだったので、特に問題はありませんでした。登録してから約半年で相手さんが決まり、契約をしました。家の改修について技術的なアドバイスがあればなお良かったかな?

家賃や契約内容はどのように決めましたか?

空き家コンシェルジュ(平成28年度市委託事業者)にサポートしてもらいながら、保険料、固定資産税、改修工事など色々とかかる費用を2年で回収できるように家賃設定にしました。

奈良市の補助金について

荷物撤去費と改修費の補助金制度を利用しました。
家の荷物が残っていたので、思い出の品は持って帰ったり、親戚に譲るなど整理してから、家中のものを撤去しました。
改修費を使って屋根の修理をしてもらいました。

お相手の方とは条件の確認などで直接お会いされましたか?

入居される方とも一度お会いして、話したこともありますよ。なので、安心して貸すことが出来ました。
たまに近所の家にお邪魔するときに見かけるんですが、夫婦で畑をしていたりご近所さんとも馴染めているようで嬉しく思っています。
貸さなかったらそのままの家も、使ってもらうことで管理も出来て、本当に助かっています。