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利活用事例

ゲストハウス奥 様

どのような経緯で賃貸契約に至ったのですか?

関西エリアで宿泊施設の仕事に携わり、その後奈良市内のゲストハウスで手伝いをする機会を頂いて働いているうちに、この仕事に向いていると思いゲストハウスを始めようと思いました。
町家バンクの存在は人づてに聞いて知っていました。
そしてこの物件と出会ったのは探し始めて約1か月。そこから契約までの調整も含めて、私の仕事等の都合により間が空き、約5か月後に契約したので合わせて6か月かかりました。

改修についてお聞かせください。

自宅部分の和室・床部分、天井、トイレ・洗面・シャワーの改装・設置を行いました。業者さんにお願いした部分もありますが、DIYで、左官屋さんに教えてもらいながら壁塗りもしました。
話し合いで大家さんにも改修部分を一部負担して頂きました。

家賃や契約内容はどのように決めましたか?

大家さんとのお話し合いで決定しました。
また、市や県の実施する無料法律相談所を活用し、当事者間で契約しました。

「ならまち」でのお店営業にあたって…

ゲストハウスなのでお客様の夜間の出入りに気を使います。
立地的条件が良いので、日本の伝統スタイルや町家住まいを体験されたい方が来られます。

住まいの中で不便がある時はどうされていますか?

冬の寒さや夏・台風後の湿気は大変ですが、家電が便利になっているので乗り越えています。

町家バンク活用補助金をどのように知りましたか?

補助していただく金額もちょうど良く、手続きもスムーズだったのでとても使いやすかったです。

『一丁焼きの鯛焼き屋 こたろう』さん

店主、井上さんにお聞きしました。

家賃や契約内容はどのように決めましたか?

痛みの激しい物件であったこともあり、双方の話し合いで出来るだけ低い家賃設定となりました。
ご近所への迷惑をかけない事との約束のもと、定期借家契約で3年の期間で始まりました。

「ならまち」でのお店営業にあたって…

表だって看板を掲げることはしませんでした。景観を損ねるような店構えにはせず、近隣の民家にごく自然になじむ店構えにしたいとの思いがありました。
しかし、いつの間に、何の店ができたのか分からないまま店を始めることはしたくありませんでしたので、開店前に、紹介も兼ねて近所の方々などに、商品の鯛焼きを無料でふるまいました。それが口コミでの広まりに繋がったのではないでしょうか。

住まいの中で不便がある時はどうされていますか?

低賃金で借りていることもあり、本当に最低限のこと以外は、生活の中で不便が出てきても、全て自力で解決していく、というスタンスが大前提だと考えています。

最後に…

このように、知り合いなどの人づてで借りる、というのは確かに難しいと思います。
でも、諦めなかったら出会いは必ずあります!

いまは、『ならまち町家バンク』が活動しはじめているので、ご利用いただくこともできます!

『一丁焼きの鯛焼き屋 こたろう』
奈良市小太郎町6
午前10時~営業、売り切れ次第終了。
夏は自家製のあずきバーも
ホームページ:http://narapress.jp/kotaro/

子供服と雑貨のお店 『chutthi』さん

ならまち町家バンクの利用で、はじめての成約がありました。
公納堂町の長屋の物件、格子戸の奥の落ち着いた空間に、お店『chutthi』は4月13日にオープンしました。

輸入の洋服や雑貨を扱っておられるお店です。

借主で、店主となる方も小さいお子さんがいらっしゃるのですが、ならまちの中で小さい子を連れて、ゆっくりとみられるお店があれば、との思いをお持ちでした。

物件の見学から、物件所有者さんとのお話合い、契約、物件の改修と開店準備、そして開店までは、約4か月弱の期間でした。改修は、もともと大きく手を加えるべき物件ではなかったこともあるかと思いますが、内装に関しては畳を入れたり、商品棚の搬入等で、比較的少なめの手入れとしたそうです。

古い家の形や良さを残しつつ、扱う商品にあったディスプレイを楽しんでおられる様子。

また、店内では販売だけでなく、親子で楽しめる教室なども開催しておられます。 お問い合わせはお店まで。

ならまちで、お子さんとの憩いの場を持ってみるのはいかがでしょうか。

奈良市公納堂町6東4 格子戸の奥
子供服と雑貨のお店 chutthi
megumitera@mail.goo.ne.jp